(理不尽なクレームや詐欺)
- 創作料理店の店長をしています。先日、会計の際に、注文した品が提供されていないとの苦情を受けて、会計伝票には確かに注文の記載があるものの、最初の方に提供した品だったため、本当に提供したかどうかの確認が取れず、やむなくその分を値引きしたことがありました。
ところが、また数ヶ月後にその客がやってきて、顔を覚えていたので、スタッフに十分注意するよう伝えていたところ、やはり、会計時に同様のことを言われました。今回は、ちゃんと提供したことを皆で確認していたので自信を持って値引きをお断りしたところ、「この店は、客を疑って犯人扱いするのか?警察に言うぞ。口コミにも投稿するぞ。」と怒鳴り散らしてきて他のお客様にも大変な迷惑を掛けることになってしまいました。
このような場合、どのように対応したら良いのでしょうか? - スタッフ数名で、きちんと提供したことの確認が取れているのであれば、その客の行為は、詐欺罪という犯罪行為になりますので、毅然とした対応を採って問題ありません。収まらない場合には、警察に通報しても問題ないでしょう。
わざと怪我をしたふりをしたり、注文した品が出ていない、味がおかしいなどと虚偽の事実を伝えて利益を得ようとする不届き者が一定数おり、犯罪として立件されているケースもあります。警察対応に委ねてことが収まれば良いのですが、それが難しい場合には、弁護士に相談して対処しましょう。
嘘の情報を流すなどして店の信用を害したり、業務を妨害した場合には、その行為も、信用毀損罪あるいは業務妨害罪等の犯罪行為になります。