(酔っ払いによる暴力等の迷惑行為等)
- 小さな居酒屋を経営しています。深夜に来店した客が、見るからに酔っ払っていて人相が悪く、客に迷惑をかけそうなことが直感的に分かったので、「お客さん申し訳ありません、本日はもう閉店になります。」と伝えたところ、「何だ、この野郎。人を見てくれで判断するのか。」と言って胸ぐらにつかみかかってきたので、お客さんが110番通報をしてくれましたが、案の定、財布の中には200円ほどしか入っていなかったことが分かりました。
深夜営業の店では、このような客の対策に頭を悩ませている店が多いです。何か有効な手立てはありませんでしょうか? - どうしても避けて通れない問題ですね。アルコール中毒の方だったり、無銭飲食や暴行などを繰り返して服役している人が刑務所から出所して行き場がなく、すぐに酒を飲んで居酒屋に行き、このようなことを起こす事件が繰り返し起きています。
この記事をちょうど書いている時にも、店内で暴れた酔っ払い客を店主が通報して警察官が駆けつけたところ、もみ合いとなった店主が客に暴力を振るってしまい、その客が亡くなってしまったことで店主の方が逮捕されたという痛ましい報道を目にしました。
大事件に発展する前に、貴殿が採った行動は正しいものだったと思います。様子のおかしいお客の入店は店に入る前にお断りし、そこで何かもめることがあれば警察を呼び、お客さんを避難させてじっと警察の到着を待つほかないですね。
無銭飲食の客の場合には、こっそり警察に通報しつつ、客にはそれと気付かれないように雑談をしたりレジの故障を装うなど工夫して時間を稼ぎ、警察の臨場を待ちます。
酔っ払いによる迷惑行為に関するお悩みは飲食店専門弁護士中村浩士にお任せください。