定年後の継続雇用とはどのような制度ですか?
以前は、労使協定を結んでいれば基準を満たす者については再雇用者を限定することができました。しかし、平成25年4月以降は、65歳までの継続雇用か再雇用等の措置が企業に義務付けられました。

経過措置の規程はあるも、現在では、約8割の企業が定年後再雇用等で65歳まで継続雇用するようになっていますので、このような対応を採る必要があります。

近時急速な展開を見せている「いきなりステーキ」では、他の飲食店での定年退職者や中途退職者を積極雇用しているようです。

高齢者の雇用となると、健康面等でのリスクばかりを考えがちですが、ステーキの焼き方というのは熟練の技を要しその技術が身に付くまでには相当の期間を要するところ、その経験を有する者を優遇雇用するというのは、合理的な採用工夫の一つだろうと思います。